久しぶりのブログで恐縮です。
今日は息子の七五三でした。


七五三って陰陽道がベースの、
元々は地方の俗習の寄せ集めなんですってね。
江戸時代に武家の間で始まって明治初期に江戸の呉服屋さんが庶民に広めて、
子供の成長の通過儀礼として全国に浸透したのは、
なんと昭和に入ってからの話だそうです。

・・・っていうくすぐったいお話はさておきまして、
礼服に身を包み一家でお参りに行ってまいりました。


伺ったのは喜多見氷川神社
とてもいい所でした。
嫁っち、予め神社庁に電話して調べてたそうです。
嫁グッジョブです。

広い本殿に通して頂き祭壇の前で静かに一礼。
深淵な雰囲気に包まれ祝詞をあげてもらい、お祓いの儀式。
・・・そして息子だけ一歩前に出るよう促され、
宮司さんに作法を教えてもらいながら一人で神前に礼拝。
なんかちょっと緊張しとりました。
その後ろ姿を見守る両親二人。
宮司さんの導きでこちらにゆっくり向き直って、
おもむろに挨拶の口上を復唱しました。

「今までちゃんと育ててくれてありがとうございました」
「立派になれるよう頑張ります」

おぉ!
なんと!
そうきたか!

セリフ言わされてる感バリッバリの棒読みでしたが、
それでも急に息子が一人前になったように見えて、
不覚にも涙ぐんでしまいました。
この調子じゃこれから先「〜〜式」って名のつく通過儀礼の度に父ちゃん大変です。
卒園だの入学だのね。
いちいち過敏に反応するんやろな〜と先が思いやられます。
世の親御さんもみんなそうなんかな。
そうなんでしょうねきっと。


節目の行事は子供の成長を感じる事が出来ていいですね。
一息ついてから自分の七五三の遠〜い記憶を思い出して、
両親もこんな風に思ってたんかなぁなどと考えてみました。
いやぁ、素晴らしい体験でございました。


IMG_2811「おれ、神様と約束したんだよぉ!」