実は僕も学生時代猫を飼っていました。
ちょっと娘自慢させてもらっていいですか?
コイツです。

ガラ1


にゃにゃにゃ〜ん



名前をガラと言いまして、
雑種なんですけどアメリカンショートヘアのような模様で、
毛の長い美しいニャンコでした。
何年くらいかなぁ・・・?
大学を卒業して実家に戻ってからもしばらく飼ってたから、
5年は一緒に暮らしてましたかね。

ガラ2


これはガラの相棒「留守番ねずみチュータくん」。
天井からゴム紐でぶら下がってるので一日中遊べるのです。



学生時代はワンルームマンションに住んでいたので閉じ込めておくのも可愛そうだし、
よく学校に連れていって授業妨害してました。
しばらくすると学内掲示板に「動物を連れてこないように」との警告が(笑。
どんな大学やねん?

今でこそ猫ハンターとなった僕ですが、
決して毛嫌いしているワケではないのです。
むしろ猫の自由奔放な性格は好きな方かも知れません。

犬も好き。
てか害虫・害獣以外は全部好きです。

色々調べたんですが、
日本には本当は野良猫っていないんですってね。
野良と言われている全ての猫は元々捨て猫なのだそうです。
人間に放逐された元ペット達の末裔が逞しく生き残り、
野良猫と言われ蔑まれているのです。
なんだか可哀相な話じゃないですか。

猫は犬と比べて自立心が強いですよね。
昔実家でこんな事がありました。

しょっちゅう遊びにくる野良猫のために庭の隅に餌場を作ってやったんです。
あまりの可愛さに家の中に上げてやる事もありました。
そしていつの日かソイツは子供を身籠りました。
しかし既に犬を飼ってたこともあって、
新たにペットとして面倒は見れないなぁという事で、
ソイツとの付き合いは断つ事にしたのです。

餌場は撤去。
遊びに来ても断腸の思いで
「シッ!」

うむ、出会いは素晴らしくとも別れは辛いもの。
人間の世界と同じじゃよ。

そのファミリーの人間に対する態度は変化していきました。
窓越しに目があうと外から「フ〜ッ!!!」と威嚇してくるんです。
あぁもう前のようにナデナデ出来る関係ではなくなったんだなと実感した瞬間でした。

んでね、
ソイツ達は逃げ去るでもなく敷地内に居座り続けてるんです。
子供を守るために僕たちとの緊張関係を維持したまま、
敷地内のどっかにピ〜リピリしながら潜んでるんですよ。
子猫を連れて外の世界を放浪するよりマシと判断したのでしょうね。
「互いに干渉せず」
の緊張感を上手にキープしながら子猫を育て上げた逞しさには目を見張りました。

・・・っていうか俺ん家やんけー!?
ま、ソイツらはウ○チしなかったからマシ。

さてさて。
猫を愛する人は多いです。
「犬派か猫派か?」
みたいな振り分けしたがる人も多いです。

ま、どっちでもいいんですけど。
・・・話は野良猫に餌付けする人について・・・。

「動物愛護」
「慈善」
「施し」

こんなキーワードが他人に被害を与えているという現実。
難しいですね。
都会ならではの問題です。

僕なんかが一概に語っていい問題じゃないのかも知れません。
しかし色々棚に上げて語弊を承知であげくにちょっと居直ったりしつつ発言を続けますと、
やはり動物を愛するがための行為なのに周囲に迷惑を及ぼしているとしたら、
どこかに間違いがあるはずです。
特にアカの他人と共存しなければならない現代社会には公序良俗っちゅーもんがあるのです。

問題なのは餌付けする人達の軽卒な考え方じゃないでしょうか。
不遇な動物達を助けてあげよう、
その為にヨシ、人肌脱ぐか!
くらい気合い入ってる事でしょう。

しかしこういうやり方をしている人達もいます。
捨てられたペットを一時保護して里親を募るボランティアさんです。
他にも有志を募って去勢手術を負担し、
ニャンコの世話をボランティアでしている地区の人の話とか、
不妊去勢手術費を助成する自治体が100を超えていたりとか、
色んなケースがあります。

皆さん結構な苦労を重ねてらっしゃるじゃないですか。
そして見事に人間と動物が共存出来る社会を作ってますねー。

短絡的で妄信的な愛は毒と同じです。
餌付けする前にちょと考えて頂きたいなと思うアサでした。



ガラ3



「愛のポイ捨てはやめるニャ!」