ブログネタ
ライブに行って来ました。 に参加中!
今年も観に行ってまいりました。
ワーハピことWorld happiness 2010


昨年と同様後半戦狙いで、
会場に到着したのは17時過ぎ。
17:30スタートのムーンライダースから観始めました。

端折っちゃいますが


サカナクション(めっちゃカッコよかった!)
東京スカパラダイスオーケストラ
PLASTICS


と来て、
今年もYMOがトリで登場です。
会場のみ〜んなもこの瞬間を待ってたので、
期待と盛り上がりが最高潮に!

ところで今年はツイッターで呟きまくりました。
これってやっぱりマナー違反なんかな?
野外フェスやしまぁいいか。
終わったことだし(笑。

当ブログにもウインドウ貼付けてるので、
ツイッターをされてなくても興味のある方は遡ってご覧下さい。


当日のYMOのセットリストです。

「Lotus Love」
「Day tripper」
「ONGAKU」
「体操」
「千のナイフ」
「Behind the mask」
「Tibetan dance」
「Thank you for talkin' to me Africa」
「Rydeen」
「Fire Cracker」

- encore -

「Hello Good-bye」


どうですこのマニア向けかつハッピーな選曲。

マニアといえば、
みんなちゃんとイントロはじまった瞬間に反応するんですよね。
「Lotus love」ならエレキシタールだったり、
「体操」ならリバースノイズの5連打だったり。
特徴的なYMOのイントロに反応して、
その都度「おぉ〜!」と歓声が上がってました。

ははーん。
ってことは同世代が多いんやろな。

その話で言えば、
80年代に青春を過ごした現ファミリー世代が来場しやすいように、
という配慮からか、
World Happinessにはキッズエリアがあるんですよ。
予約すれば会場内の託児所にも預けられるみたい。

安心してライブ観て酒飲んで、
家族で無事帰宅出来るんですて。
ヨシ、チビ大きくなったら連れていこう。
「パパが小さい頃好きだった音楽だよ〜」
って。
素敵過ぎるなそんな親子。


で、YMOのライブレポです。
登場から威光を放ってました。
演奏とアレンジの完成度はもはやキングの領域。
いやホント群を抜いてました。

・・・ってことをライブ観ながら冷静に考えてたんですけど、
PAさんの作業精度が他と比べて全然違うんですよね。

トリやしそういうモンなのかな。
耳にデコボコなYMOなんて客もスタッフも嫌ですもんね。
でも出来れば、
他の出演アーティストにも同じモチベーションで仕事をしてほしいな、
と思いました。

ちょっとヤな客?
いやいやそんなこたない。
正直に感想を申し上げておる。


前半の4曲は、
いわゆる明るくて楽しくてキャッチーなレパートリーが続きます。
「体操」にはビックリしたし嬉しかったなぁ〜。
2010年になってナマで聴けると思ってませんでした。

また自然と手を合わせてしまいました(拝。

ちゃんと体操着のお兄さんがステージで踊ってましたし、
客席でも教授の号令に合わせてケイレンの運動してる人がいました。

「体操」
のシングルには、
当時の雑誌ビックリハウスとのコラボレーションで、
オリジナルケイレンダンスの募集とかもしてましたね。
あれ、サウンドールやったかな?

YMOあるある話その1でした。
脱線。


後半からは、
「Behind the mask」などの往年の名曲を織り交ぜつつ、
オモムロにスカパラのフロント4名がぞろぞろと登場。

スカパラは自身のステージでYMOの「Absolute ego dance」をカバーしてたんです。
これもかっこ良かった!
んでもってグッドチョイス。

「何々?何すんの?」
と期待してると、
coolでdopeなあの演奏が厳かにはじまりました。

スライ&ロビーじゃなくて、
スライ&ザファミリーストーンの「Thank you for talkin' to me Africa」です。
しかもボーカルにクリスタルケイ登場。

なんじゃーこりゃ!?
完全なファンクバンドの出来上がりです。
黒人おらんけど。

あっ、クリスタルケイはハーフなのか。
そっか。

それにしてもカッコいいし気持ちいいです。
大丈夫?誰かヘンなの口に加えてない?
いやいやいや、
目指せナチュラルハイの境地!
です!


ところでこの「Thank you for talkin' to me Africa」は、
教授がライフワークと位置づけて制作・監修をされてる、
commons scholaシリーズから派生したレパートリーですな。
このサイトの講義ムービー凄い(笑。
教授が白衣来てズラかぶって喋ってる。

NHKで放映された「Schola 音楽の学校」でも演奏が披露されました。
その時はいわゆる上モノが無くて、
リズム隊のみのセッションぽい演奏でしたけど、
それはそれで細野さんのベースがクローズアップ現代されて(笑、
格好よかったです。

ブルーレイに永久保存。


さて。
スカパラはそのまま「Rydeen」でもコラボ。

これは不思議で感慨深いステージでした。
80年代のテクノポップの名曲を、
本人主導でブラスアレンジの生カバーですから。
これが細野師範の言う一皮向けた老人力の極意なのでしょうか。
ステージ上は超楽しそう。
いいなぁこの光景。

ブラス隊が捌け、
ラストは定番の「Fire Cracker」。
この曲は毎回最後に披露されるので、
センチメンタルな気分になります。

アンコールで再登場し、
ビートルズの「Hello Good-bye」で締め。
お疲れ様!


ちなみに。
このビートルズの「Hello Good-bye」と、
スライ&ザファミリーストーンの「Thank you for talkin' to me Africa」は、
前述のcommons schola vol.5「Drums & Bass」の企画段階で、
原盤使用の許諾がどうしても降りず、
「だったらYMOでカバーしちゃえ」
ってことで演奏することになったんですって。
だからアレンジは施さずほぼ原曲に忠実なんですね。

あるあるその2でした。


YMOは昨年までの、
積極的にエレクトロニカの要素を取り入れ、
流行のサウンドに傾倒していたスタイルとガラッと変わり、
ほぼナマの体でエンターテイメント性の高いライブバンドに変化してました。
考えてみればそらそうか。
あの御三方は希代の名プレイヤーなのですから。
時代をぐる〜っと一回りして、
改めて生演奏の面白さに辿り着いた、
ってことなのかな?

ありがたや。
また手を合わせなければ(拝。


いやーYMOって懐が広いなぁ。
だから面白いんですよねっ。
僕は「ド!」のつくファンなので贔屓もありますが、
いつも驚かされますし楽しませてくれます。
それに
「お前らしょーもない音楽ばっかり聴くなよ!本当は音楽はもっと面白いんだぞ」
っていうメッセージもしかと頂いた気がしてます。
勝手に。

会場の雰囲気も凄くいいんですよねー。
愛されてる空気に満ちていましたよ。

今回も大満足でした!


昨年の反省から今年はアルコールを控え(眠くなるから)、
エスニック屋台村とかもあったけど、
最後まで水だけでガマンして過ごしました。
帰りはまた新宿で途中下車して、
ラーメンでお腹も満たして幸せな一日でした!


帰りの電車でちょっとハプニングがあったのですが、
長くなったしそれはまた今度にすっか。