音楽について語る時よく、
「昔は良かった、昔の音楽は今のものより優れている」
と論じられがちです。
今日は少し真面目な話。


僕は基本的にその考えには同意出来ません。

なぜなら、
今現在の音楽は、
先人が築いていたものをもとに、
ハードもソフトも進化した結果なのだ、
と思うからです。

んでそういう意見って
「最近の若い奴らは〜」
みたいなのと一緒で、
流れについてけない老人のグチでしょとか、
そう言ってる昔の音楽家も、
そのまた昔の音楽家から同じこと言われて、
結局連鎖してるんちゃうんかいな?
とも思ったりします。
あと、若いクセにそんなこと言う人もよくいて、
そういうヤツには、
なんやねん寂しいヤツやなー、
もっと未来向いていこうやって思ったりします。

でもねー、
最近その考えが揺らぎ始めてきましたね。
こうも音楽界全体が衰退していては(汗。


なんでしょう、
演奏や録音など技術的な面では、
格段に向上していると思うんですが、
なんかその、
単純にメロディが覚えられないんですよね。

いや、
アサくんの脳みそがタランチュラだからって話でなくて、
心に残らないって言い換えるべきかな。
ほんまにもー誰々とは言いませんが、
新しい楽曲を耳にして一瞬「お、いいやん」て思っても、
2時間後にはキレイに流れ去ってたりするし。

あと制作環境っていう面で今と昔を比較しますと、
今はPCベースで作業の大半を自宅で済ませれて、
納品もインターネットで結構な容量のデータを、
割と安全にしかも無料で送れるし、
一見労働環境は向上して便利になったのかなと思わせつつ、
それが当たり前になっちゃったんで、
締め切りっていう概念が希薄になって、
昔みたいにスタジオでの最終recとTDを作業の山場に据えて、
そこに向かってみんなペース配分を整える、
みたいなの仕事の流れを体感するのも難しくなりました。
で、作曲家は不健康な引き蘢りみたいになってるんですよね。

昔は色々あったな、ウン。
W師さんにはホント世話になりました(汗。

こういう話って、
同業者や仲間内ではよくするんです。
でもだからと言って、
「じゃーどうするべか」
みたいな結論は出ません。

なんだかんだ言っても、
やれコンペだなんだで結果出してる作曲家が、
音楽的にも人間的にも格上とされてますしね。
まー稼げるからなー。


構造がまず問題なんでしょうね。
大学出のPやDがコンペでデモ掻き集めてトーナメントして、
「これはあるよねー、ないよねー」
って商品開発してるという図式。
そうやって作った音楽を、
商業主義の数字イジリのマジックを使って世に出していくという。

ええと、
数字イジリのマジックってのは、
売れてるように見せかけてるってことです。

う〜ん、
これでは夢とかやり甲斐とかないですな。


でもね、
一つ思いついたことがあるんです。
けどちょっと長くなってきたので次回にします。